「初めて分かってもらえた」から「先生には負けへん!」

「初めて分かってもらえた」

こんにちは!

インターナショナルチューター大阪の伊藤慎吾です。

 

今日は対面で指導している高校生の女の子、優香さん(仮名)のお話です。

その生徒さんは授業中、1問解くたびに

「先生、これで合ってます?」

とビクビクしながら尋ねます。

 

私が

「合っているよ」

と言うと、

「あぁ~、怖かった~!」

と大きく息をつきます。 

 

「なぜ、この子は数学のことになるとこんなにビクビクするんだろう?」

と違和感を感じていました。

 

ある日、返却されたテストをばつが悪そうに見せてくれました。

「後ろの方は見ないで!」

と慌てて隠そうとしました。 

後半の難しい問題は白紙の状態でした。 

 

彼女は少しうつむきながら、 

「家で勉強してる時はできるのに、テストになると頭が真っ白になるんです…」

「見返しても、なんでこの問題を間違ったんだろう、って思います」

と話してくれました。

 

私は、

「優香の課題は、数学の力を付けることじゃなくて、自分の心との戦いに勝つことかもね」

「7年生の時の、数学の先生のことが尾を引いてるんじゃない?」

と尋ねてみました。

 

すると、

「初めて分かってもらえた」

とすすり泣き始めました。

 

以前、彼女は、

「7年生の時の数学の先生が怖かった」

「先生と話していると、自分はバカなんじゃないかと思わされる 」

と打ち明けてくれました。

 

彼女が打ち明けてくれたこと

普段の授業での様子

テスト時の心の状態

私の中で、全てが繋がったような気がしました。

 

 

保護者の方や生徒から、 

「どうして気持ちが分かるんですか? 」

と聞かれることがあります。

 

私自身、幼少期の頃はいつも両親の喧嘩で怒鳴り声が絶えない家庭で育ちましたし、

いつも人の顔色を伺って生きてきました。

そのせいか、人の感情の機微にはとても敏感です。

 

また、大学時代から心の悩みを抱えていたので、

心理セラピスト 杉田隆史さんのブログを貪るように読み漁りました。

そして、杉田さんの心理セラピーを受け、心が徐々に回復する経験もしました。

 

私はカウンセリングのトレーニングを受けたことは無いですが、

これまでの経験を通して、

目の前の人が何に悩んでいるのか、分かることが増えたかなと思います。

 

だから、私はその強みを生かして、

勉強内容を教える以上に、

「生徒の心に寄り添える先生」

でありたいなと思います。

 

 

最後に、こちらの生徒さんは最近、私と張り合うようになってきました。

問題を一緒に解く時に、

「先生には負けへん!」と、

どちらが先に解けるか勝負してきます。

 

今でも、

「先生、これで合ってます?」

とビクビクしながら尋ねることはあります。

でも、勝負してくれるようになったのは、

自分に自信がついてきた心の現れかな、と思うんです。

 

だから、

「先生より先に解いたるねん!」

と言われても

「小生意気な…!」

と思うより (少しは思うけど。笑)

「自分の殻を破ろうとしている」

と感じて嬉しくなるんです。

 

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

それではまた! 

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この記事を書いた人

勉強が苦手なインターナショナルスクール生をサポートするプロ家庭教師。京都のインターナショナルスクール中・高等部の元数学・理科教員。自身もADHDの傾向があり、発達障害への理解がある。日英バイリンガルでIB・米国・日本の数学を指導することができる。

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